田辺三菱製薬は29日、免疫抑制剤「アザニン」、高コレステロール血症治療剤「コレバイン」、新生児呼吸窮迫症候群治療剤「サーファクテン」の3製品について、同日、国内の製造販売承認および製造販売権等を富士製薬に譲渡する契約を締結したと発表した。
田辺三菱製薬では、「病と向き合うすべての人に希望ある選択肢を。」をMISSIONに掲げ、その実現のために安定的な経営基盤の構築に向けた経営資源の最適配分を継続的に検討している。
その中で、今回、同3製品について富士製薬に譲渡することを決定したもの。2024年度第2四半期(2024年7~9月)以降順次、富士製薬に販売移管していく。これら製品の販売移管が完了するまで、田辺三菱製薬は富士製薬と連携し、製品の情報提供および適正使用推進に関する活動を行うと共に、安定供給に支障がないよう協働していく。
富士製薬は、人々の痛みや障害の改善・克服に役立つ医薬品の開発、製造、販売を展開している。重点分野である女性医療領域では、不妊症から周産期、避妊、月経困難症、更年期障害など、女性特有の健康課題や疾患に対する新薬および後発品を数多く取り扱っている。
また、急性期医療領域などにおいても、医療現場に新たな治療選択肢を提供すべく、さまざまな製品ラインナップを提供している。