田辺三菱製薬子会社のメディカゴ社(本社:カナダケベック市)はこの程、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応したウイルスの植物由来ウイルス様粒子(VLP:Virus Like Particle)の作製に成功した。
COVID-19のVLP作製は、ワクチンを開発するための第一歩であり、メディカゴ社は安全性と有効性に関する非臨床試験を実施している。メディカゴ社は、「同非臨床試験が順調に進めば、ヒトでの臨床試験を本年8月までに開始するために当局機関と協議したい」としている。
また、メディカゴ社はSARS-CoV-2(COVID-19の原因ウイルス)に対する抗体に関しても、自らの技術基盤を活用し、Laval University’s Infectious Disease Research Centre (ラヴァル大学感染症研究センター:カナダ)と協力して研究を行っている。
なお、同研究は、Canadian Institutes of Health Research (CIHR:カナダ健康研究所)から一部資金提供を受けている。