武田薬品は21日、HYQVIAについて、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)に対する維持療法について評価するP3相ADVANCE-CIDP1試験において、臨床的に意義のある再発率の低下および再発までの期間延長を示したと発表した。
HYQVIAは、遺伝子組換えヒトヒアルロニダーゼ含有皮下注人免疫グロブリン10%製剤で、ADVANCE-CIDP1試験結果では、HYQVIAはプラセボと比較して臨床的に意義のある再発率の低下を示し(それぞれ9.7%および31.4%、p = 0.0045)、その他の解析ではHYQVIAはプラセボと比較して再発までの期間延長を示した。
試験のその他のすべての評価項目でも良好なデータが得られ、また、良好な忍容性が観察された。これらの結果は、20日にデンマークのコペンハーゲンで開催された2023年末梢神経学会(PNS)年次総会で発表され、同時にJournal of the Peripheral Nervous System (JPNS)に掲載された。