塩野義製薬は12日、環境省が進める「エコ・ファースト制度」において、環境保全に関する取り組み目標をまとめた「エコ・ファーストの約束」を環境大臣に提出し、4月5日に「エコ・ファースト企業」として認定されたと発表した。同認定は製薬企業として初めて。
エコ・ファースト制度は、企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など、自らの環境保全に関する取り組みを約束し、その企業が、環境の分野において「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」を行っている企業(業界における環境先進企業)であることを、環境大臣が「エコ・ファースト企業」として認定する制度である。
SHIONOGIグループは、SHIONOGI Group Heritage(SHIONOGIの基本方針)ならびにSHIONOGIグループ行動憲章のもと、取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「環境への配慮」を特定している。
今回のエコ・ファースト企業への認定は、SHIONOGIが感染症薬を取り扱う企業グループとして責任をもって取り組んできた抗菌薬の環境排出管理や、気候変動への対応、同社グループ会社であるシオノギファーマ株式会社の「資源循環プロジェクト(ラベル台紙の水平リサイクル)」やシオノギヘルスケアの「昆布の森再生プロジェクト(天然ガゴメ昆布の保護)」などの取り組みが認定要件である「先進的、独自的でかつ業界をリードする事業活動」として評価されたもの。