アストラゼネカは12日、アレクシオンファーマが日本で取得している直接作用型第 Xa 因子阻害剤中和剤「オンデキサ」の医薬品製造販売承認を、本年5月1日に承継すると発表した。
オンデキサは、血液凝固に関与するヒト血液凝固第Xa因子の遺伝子組換え改変デコイタンパク質で、第Xa因子阻害剤に結合し、その抗凝固作用を速やかに中和するようデザインされている。
直接作用型第 Xa 因子阻害剤関連出血患者に投与されれば、第Xa因子阻害剤の抗凝固作用を中和する。
同剤は、日本におけるアストラゼネカグループの一員であるアレクシオンファーマが 2022年3月28日付で製造販売承認を厚労省より取得。アレクシオンファーマが製造、アストラゼネカが国内における流通・販売および情報提供・収集活動を担当してきた。今回の承継により、アストラゼネカが製造販売承認とそれに伴う責務の全てを担う。