D&I Awardで最上位の「Best Workplace for Diversity & Inclusion」に2年連続認定 MSD

 MSDは、D&I Award1の大企業部門において、2年連続で最上位の「Best Workplace for Diversity & Inclusion」に認定された。
D&I Award1は、JobRainbowがダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を認定するアワード。
 MSDでは、社員が持つあらゆる違いを強みの源泉ととらえており、社員一人ひとりが自分らしく力を発揮できるよう、年齢、性別、国籍、障害の有無、性的指向、性自認にとどまらず、多様な背景や価値観を持つ人財が集まるチームづくりを積極的に行うなどして、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進に力を入れている。
 今回の認定では、MSDが日本国内だけでなく世界的にも高い水準でD&Iの推進に取り組んでいる先進的な会社であること、D&Iの企業文化を醸成し社員一人ひとりが推進の担い手として積極的に活動。加えて、D&Iの理念がサービスや事業、企業組織のあらゆる側面に反映されており社外にも良い影響を与えていることなどが評価された。
 これまでMSDが行ってきた取り組みは次の通り。

・2014年にD&Iの基盤となる、「MSDダイバーシティ&インクルージョン宣言(D&I宣言)」 を策定し、2021年にはよりインクルージョンを強調した内容に改定した。宣言では、個々の社員のあらゆる違いを尊重する方針を明文化している。
 また、社員一人ひとりが帰属意識を持ち、周囲から受け入れられていると感じられる職場にするために、会社としてたゆまぬ努力をすることを約束している。 2022年からはD&Iに、「一人ひとりの社員に合わせた支援を行い、公平な土台を作ること」を意味する「エクイティ」を加え、DE&Iとして推進を行っている。

・多様な背景や価値観を持つ社員が自ら働き方をデザインし、最高のパフォーマンスが発揮できるように、さまざまな制度を整えている。柔軟な働き方の促進として、取得事由・取得日数・勤務場所不問のテレワーク制度や、業務の進め方や時間配分の決定を社員自身が決める裁量労働制度を導入している。労働時間の長短ではなく、パフォーマンスやビジネスへの貢献度を重視した評価を行っているため、自分に合った働き方で成果を上げることが可能となっている。

 また、MSDダイバーシティ&インクルージョン宣言(D&I宣言)では、次の概要を掲げている。

・ジェンダー、育児・介護、LGBTQなど社員の多様な側面を支える制度としては、同性パートナーや事実婚パートナーを人事規程上の配偶者とみなし、手当・休暇など各種福利厚生が適用される制度を設け、育児休業制度ではパートナーの子も対象としている。
社員の自発的な活動として、部門を超えて共通のテーマについて話し合えるよう、多くの社員ネットワークが組織され積極的に活動している。さまざまな環境にある女性が活躍できる環境づくりを目指した「Women’s Network」、仕事と育児・介護のバランス向上を目指した「子育て&介護ネットワーク」、LGBTQなどセクシャルマイノリティの理解・支援促進を目的とした「MSD Rainbow Alliance」、幅広い世代の社員の相互理解を促す「Multi-Gen Network」、さらに、がんの体験を共有し、ともに考えることを目的とする「All Ribbon’s Network」や、「障害者支援ネットワーク」、「ボランティア社員ネットワーク」、「カルチャーアンバサダー」などのグループが活動している。
 このほかにも、DE&Iの推進のため、婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同する企業・団体を募る社外キャンペーン「Business for Marriage Equality (bformarriageequality.net)」への参加や、東京レインボープライドへの協賛を行ってきた。
 MSDは、今後も、DE&Iの推進を通じて社員と企業が成長し、人々に革新的な医薬品とワクチンを提供できるよう努めていく。

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