第一三共は13日、トラスツズマブ デルクステカンについて、HER2遺伝子変異を有する非小細胞肺がん二次治療を対象とした効能追加の承認申請を国内で実施したと発表した。
同申請は、本年9月開催の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2022)で発表された同剤のグローバルP2試験(DESTINY-Lung02)、および同学会で発表され、医学雑誌「The New England Journal of Medicine」に掲載されたグローバルP2試験(DESTINY-Lung01)の結果に基づくもの。
トラスツズマブ デルクステカンは、本年9月にHER2遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌を対象として希少疾病用医薬品指定を受けている。現在、日本では、HER2遺伝子変異を有する非小細胞肺がん患者を対象に承認されている抗HER2療法はない。