阪大森下教授の「アフターコロナと2025大阪・関西万博」のYouTube小窓を設置  医薬通信社

新型コロナ経口治療薬「ゾコーバ」の特徴も解説

医薬通信社サイトに設置した森下氏講演動画のYouTube窓口

 医薬通信社は11月31日、11月23日の神農祭本祭・道修町文化講演会で森下竜一氏(大阪大学大学院医学系研究科 臨床遺伝子治療学寄附講座教授)が「アフターコロナと2025大阪・関西万博」をテーマに講演した動画のYouTube窓口を当社サイトに開設した。小窓をクリックすれば、当日の講演内容をノーカット版で視聴できる。
 同講演では、森下氏が、神農祭宵宮の11月22日に緊急承認された塩野義製薬の新型コロナ経口治療薬「ゾコーバ」の特徴について講演。「これで本格的にアフターコロナの道筋がついた。長いコロナ問題がほぼ後片付けの段階に入りつつある」と同剤の承認を評価し、「ゾコーバの普及により、アフターコロナへのゲームチェンジの局面を迎える」と言い切った。
 さらに、既存の新型コロナ治療薬「パキロビッドパック(ファイザー)」との違いにも言及し、「普段薬を飲んでいない若い人などは降圧剤や糖尿病薬などとの使用禁忌薬の心配が殆どなく、軽症、中等症患者にも適応を持つため、インフルエンザと同じような治療が今後の中心になってくる」との見通しを示した。
 また、2025大阪・関西万博の『大阪ヘルスケアパビリオン』で総合プロデューサーを務める同氏は、「2050年の未来の大阪に2025年の皆さんが迷い込んだらどうなるかという設定で、移動ビークルに乗車して、その最中に身体の健康情報をセンシングできるようになっている」と説明。
 その上で、「見るだけで認知機能を測定できる機器の設置や、10才年齢を若返るための最適な食事を提案するレストランなど、未来においてアンチエイジングを実践するために想像し得る様々なイベント企画」を紹介した。

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