かかりつけ動物クリニックの神対応 新宿区 さこむら内科医院 迫村泰成

 2頭の犬を飼ってもう13年になる。黒のラブラドールと薄茶色のミニチュアダックス、大小どちらも老犬になった。昨日まで元気だったミニチュアダックスが、今朝、自分の寝床から動かない。
 ドッグフードは良く食べた。2時間後、首を上に向けた姿勢で、じっとしている。前脚は動くが、後ろ脚は伸びたまま動かさない。以前腰椎ヘルニアになり、2週間で自然に良くなったことがあった。
 段差から飛び降りることがあり、そうならないよう階段状の足場を作っていたつもりであるが、常時監視しているわけではないので、今回も飛び降りたのだろうか。
 かかりつけの動物クリニックに自転車で連れて行った。前回のヘルニアでは、体を持ち上げると、痛みでヒャンと鳴いた。今回は鳴くこともなく、おとなしかった。
 診察を受けた。鉗子で両下肢の足先をはさんでも痛がらない。クリニックの獣医さん曰く、「痛覚がなくなっています。このままでは後ろ脚は動かなくなります。48時間以内の手術をすることで、足が動く可能性があります」
 あいにく日曜日、緊急手術が可能な機動力ある動物病院は東京都でも限られている。そうした病院では、救急患者(動物)も受け入れているため、混み合っている。
 待つこと30分、先生が病院と交渉してくださるが、やはり本日中の入院は難しい。どうすればよいか、と思ったときに、先生から新たな提案が!
 「今日は、ウチに入院して、葛西にあるMRI施設で検査をしましょう。私がこれから連れて行きます、良くそうしてますから。その結果をみて、明日、仲間を呼んでウチで手術をします」。獣医さん、霧が晴れるようなご提案、ありがとうございます!!

・人間でいえば、内科も外科もあらゆる科をみる
・必要あれば他の専門医にも紹介する
・日曜祭日にも対応
・入院設備を持ち、外科手術にも対応
・家族の都合でレスパイト入院(ホテル機能)も
・美容やトリミングにも対応

 犬と飼い主に寄り添い、ワンストップでこれだけ広い守備範囲を網羅する。これぞ、究極の「かかりつけ医」と実感した1日でした。人間相手で、これだけできたらスゴイなぁ。

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