医薬品安全性情報管理システム「Oracle Argus Cloud Service」導入 シミック

 シミックは11日、オラクル・コーポレーションが提供する包括的なファーマコヴィジランス(PV:医薬品安全性監視)プラットフォーム「Oracle Argus Safety」のクラウドサービス「Oracle Argus Cloud Service」を導入したと発表した。
 加えて、使用を希望する製薬企業にもデータベースを分割してレンタルするサービス「マルチテナントレンタルサービス」を開始したことも明らかにした。
 シミックでは、日本市場参入を目指す海外製薬企業に対し、治験国内管理人(ICCC)のサービスを提供している。同サービスの一環として、国内外で発生した有害事象をPMDAおよび海外顧客企業に報告している。
 製薬業界における安全性情報の管理体制は、各国の薬事法改正などにより、常に変化している。シミックでは、こうした各国の規制等に確実に対応すべく、グローバル安全性データベースとして、Oracle Argus Safetyを導入した。
 Oracle Argus Safetyは、世界および日本の大手製薬会社をはじめ多くの顧客の利用実績があるグローバル安全性データベースで、品質にも定評がある。多くの顧客からArgus Safetyのレンタルに関するニーズも高いため、今回の導入に至った。

Oracle Argus Safetyマルチテナントレンタルサービスのイメージ


 また、Oracle Argus Safetyをシミックが使用するだけではなく、Oracle Argus Safetyの使用を希望する製薬企業にデータベースを分割してレンタルするマルチテナントレンタルサービスも開始した。
 同サービスでは、シミックが導入した基本設定をベースに各会社のテナントの作成を行うため、契約から運用開始までのリードタイムが短く、かつリーズナブルな価格での利用が可能だ。
 また、シミックのシステムエンジニアがOracle Argus Safetyの運用管理を行うため、ITリソースの心配も不要である。

Oracle Argus Safety導入方法の比較 Advance契約でしか使用できない機能(汎用帳票/過去データの保管機能/Disaster Recovery環境)が利用可能

 シミックでは、個別症例報告業務だけではなく、治験から市販後を網羅したPVにおける包括的なサービスを提供している。そこで、年間の症例数が少なく、自社でOracle Argus Safetyを導入しても費用メリットが少ない、もしくは、今後グローバル規制当局への報告も予定している企業向けに、同レンタルサービスを展開していく。
 なお、現在、Oracle Argus Safetyのマルチテナントを使用したレンタルサービスを提供しているのは国内企業ではシミックのみとなる。

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