耳鼻咽喉科領域における手術用デバイス「ApexCutブレード」販売開始 日本メドトロニック

 日本メドトロニックは、耳鼻咽喉科(ENT)領域における新しい手術用デバイス「ApexCutブレード」を、9月16日より日本国内で販売開始した。
 ApexCutブレードは、同社のニューロサイエンスポートフォリオにおけるENT事業の新製品であり、耳鼻咽喉科医との緊密な連携のもと、副鼻腔手術などにおいて医師が直面する課題の一つであるデバイス内部の詰まり(クロッギング)の軽減を目的に設計されている。
 同製品は、新たな刃先構造(tooth-to tooth mouth design)と、先端から基部へ切除を行う切削パターン(distal-to proximal cutting pattern)を採用している。
 また、湾曲ブレードには独自のFlexMetricテクノロジーを搭載しており、クロッギングによる手術中断の低減、医師の操作性と手技効率の向上に貢献する。ApexCutブレードは2026年 5月11日に国内で薬事承認を取得している。
 内視鏡下副鼻腔手術は、慢性副鼻腔炎に対して行われ、内視鏡下にて、マイクロデブリッダーと呼ばれる組織吸引ブレードなどを用いて行われる体に負担の少ない手術だ。狭窄又は閉塞した副鼻腔から鼻腔への排出路を開大することで鼻腔への交通を確保して排膿させ、副鼻腔の病的粘膜を切除することにより、粘膜の再生・治癒を目的とした手術である。
 最近ではナビゲーション支援機器も普及しており、より安全な手術が行えるようになってきている。国内では毎年5万件を超える手術が行われており、疾患の認知や手術法の改良により今後も増加が見込まれている。

◆鴻信義東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科教授のコメント
 副鼻腔手術におけるデバイスの性能は、手術の流れや精度に大きく影響する。ApexCutブレードは、内部構造の工夫により吸引効率の最適化を目指した点が特徴であり、今後の臨床評価が注目される。

◆メドトロニックのニューロサイエンスのポートフォリオの一つである丸山雅史ENT業部ビジネスダイレクターのコメント
 ApexCutブレードは、耳鼻咽喉科領域の手術における重要な課題である手技の効率性と安定性の向上を目指して開発された新しいデバイスである。
 本製品の導入により、医療従事者がより円滑に手術を行うことが可能となり、その先にいる患者さんに対して、より質の高い医療の提供に貢献できるものと期待している。今後もメドトロニックは、革新的なテクノロジーを通じて医療の質の向上に寄与していく。

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