
大阪府薬剤師会は20日、同会館で第27回定時総会、第152回通常代議員会を開催し、伊藤憲一郎会長を始めとする新執行部を承認した。任期は、2028年6月定時総会終了時まで。また、2025年度決算及び事業報告についても了承した。会長、副会長、常務理事の役員人事は、次の通り(敬称略)。
◆会長:伊藤憲一郎
◆副会長:宮田憲一、羽尻昌功、松浦正佳、佐野智、小林正彦
◆常務理事:山本正己、山原大輝、杉浦丈仁
伊藤新会長は、「130年の歴史ある大阪府薬の組織を守っていくのが会長としての大きな使命である。ガバナンスを強化して、透明性のある会務を執行していきたい」と抱負を述べた。
さらに、「行政や多職種との連携を強めて薬剤師職能をしっかり制度に繋げていく」、「次世代の薬剤師を育成して、薬剤師の発展に貢献する」を大きな目標の柱として掲げた。
伊藤氏は、 今年度より新たにスタートした大阪府薬薬剤師研修認定制度にも言及し、「制度は立ち上がったので、これからは中身をしっかりと構築していく」と断言。その上で、「地域に貢献できる研修プログラムを組んでいく」考えを明らかにした。
地域医薬品提供体制構築推進事業についても、「全地域でのリスト作成まで進んだ。加えて、府内全56地域薬剤師会のうち46地域で協議会が設置され、骨格は出来上がった」と報告。今後は、「医療材料、医療用麻薬の麻薬の提供体制を協議会の中でしっかりと示した行きたい」と明言した。
大阪府薬の会員に向けては、「今後、薬剤師が活躍していくには、セルフメディケーションの職能がもう一度求められてくる。そういった変化に対応できるように頑張っていきたい」と訴求した。
大阪府薬の2025年度収支決算額は、経常収益7億8558万5696円、経常費用7億4979万7040円で、3578万8656円の黒字となり、一般正味財産期末残高は38億2456万4764円に増加した。
2025年度の主な事業として、「健康サポート薬局に係る技能習得型研修会」、「地域フォーミュラリーに関する研修会」、「オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤に関する研修会」、「地域医薬品提供体制構築推進事業フォローアップ説明会」、「地域災害薬事コーディネーター説明会」等の各研修会開催や、「OKISS(大阪府薬かかりつけ薬局情報支援システム)の備蓄ネットワーク等による会員薬局の医薬品備蓄充実支援」ーなどが報告された。

代議員会終了時に退任のあいさつをした乾英夫会長は、「皆さんの協力のお陰で、近畿薬剤師学術大会では多くの参加者を得て、次の薬剤師職能を目指した大会となった。地域医薬品提供体制構築推進事業も全地域の薬剤師に尽力して頂き進めることができた」と任期中の主な出来事を振り返り、感謝の意を示した。
加えて、「大阪府薬薬剤師研修認定制度では3400名の参加者を得ているが、7400名の全会員が参加して地域の薬局・薬剤師の質向上を高めて頂きたい。今後も引き続き大阪府薬の各種事業推進へのご協力をお願いしたい」と呼びかけた。

