
武田薬品は1日、東京グローバル本社で2026年度入社式を開催した。本年は 29 名の新卒新入社員を迎えた。入社式では、宮柱明日香ジャパン ファーマ ビジネス ユニット(JPBU) プレジデント/ジャパンカントリーヘッドや古田未来乃取締役 チーフ フィナンシャル オフィサーが祝辞を述べた。また、新入社員の代表 3 名も、革新的な医薬品の創出により、世界中の患者に貢献することへの抱負を語った。
入社式後は、同社の原点を振り返るべく、京都薬用植物園による生薬を薬研ですりつぶす体験およびオリジナル七味作成を実施。宮柱氏に加え、ジャイルズ・プラットフォード インターナショナルビジネス ユニット プレジデントも参加し、新入社員との交流を楽しんだ。宮柱氏、古田氏の祝辞内容は次の通り。
◆宮柱氏
本日式に参加された28名の新入社員の皆さんを心から歓迎する。タケダは1781年に日本で創業し、今年245周年を迎える。その歩みを支えてきたのが、私たちの共通の価値観であるタケダイズムである。
私はMRとして入社後、マーケティングやメディカル部門を経て、インドネシアやベトナムなど新興国で働く経験をした。そこでは、十分な情報や条件が揃わない中でも、「患者さんのために何が最善か」を考え、意思決定し、前に進むことが日常であった。
職種や役割は違っても、皆さん一人ひとりの仕事は、「患者さんに必要な医薬品を、どうすればより早く、確実に届けられるか」という問いにつながっている。
AIやテクノロジーが進化しても、最後に考え、判断し、行動するのは人である。前例にとらわれず、「もっと良い方法はないか」と問い続けてほしい。最初から完璧である必要はない。一つひとつの経験を大切に積み重ねて頂きたい。皆さんとともにタケダの未来を築いていけることを楽しみにしている。改めて、入社おめでとう。

◆古田氏
今日、皆さんにお伝えしたいことは一つだけだ。「本当の失敗を語れるような日々を過ごしてほしい」ということである。これから新しいことに挑戦すれば、うまくいくことも、いかないこともある。成果が出ることもあれば、評価されないこともある。
でも、それは当たり前で、大切なのは失敗したときに「言われたからやった」のか、「自分で考え、迷い、決断した結果だったのか」を振り返ることだ。その違いが、失敗から得られる学びの深さを決める。成長は、一度の成功ではなく、失敗を重ね、そこから何を学んだかによって生まれる。
だから失敗を恐れず、ごまかさず、自分のものとして受け止めて頂きたい。武田薬品は、皆さんの挑戦や失敗を受け止められる組織である。その環境を作るのが私たちマネジメントで、安心して周囲を頼りながら、真剣に仕事と向き合って頂きたい。いつか皆さんの「本当の失敗」を、胸を張って語ってもらえる日を楽しみにしている。ようこそ、武田薬品へ。

