塩野義製薬は27日、アトピー性皮膚炎治療薬「コレクチム」(一般名:デルゴシチニブ)について、SHIONOGIグループの鳥居薬品と共同開発中のローション剤の製造販売承認申請を厚労省に行ったと発表した。
コレクチムは、細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を果たすヤヌスキナーゼ(JAK)の働きを阻害し、免疫反応の過剰な活性化を抑制することで、アトピー性皮膚炎を改善する非ステロイド性の外用JAK阻害剤だ。
国内では、軟膏剤が成人および小児のアトピー性皮膚炎を適応症として承認され、現在は乳幼児のアトピー性皮膚炎にも使用可能となっている。
アトピー性皮膚炎は増悪と軽快を繰り返す慢性疾患で、長期にわたり安定して症状をコントロールすることが重要である。そのため、長期的な使用が可能で、症状をコントロールできる治療薬が必要とされている。
今回の剤型追加の承認申請は、P1相皮膚安全性試験(jRCT2031230570)およびP3相生物学的同等性試験(jRCT2031230713)の良好な試験結果に基づくもの。
P1相皮膚安全性試験では安全性、第3相生物学的同等性試験では、コレクチム®軟膏0.5%との生物学的同等性に加え、安全性が確認された。一般的にローション剤は、軟膏では塗布しにくい頭部や有毛部位などにも使用しやすい剤型であり、べたつきが少なく、良好な使用感が特徴である。
これにより、患者の治療におけるアドヒアランスの向上にも寄与することが期待される。
