第一三共は14日、ダトロウェイ(抗TROP2抗体薬物複合体[ADC])について、TROP2バイオマーカー陽性非扁平上皮非小細胞肺がんに対するP3試験(TROPION-Lung17)において初の患者への投与を開始したと発表した。
同治験は、TROP2バイオマーカー(TROP2NMR)陽性の局所進行または転移性非扁平上皮非小細胞肺がん患者への二次治療を対象としたもの。
同 試 験 は 、 PD-1/PD-L1 阻 害 剤 お よ び プ ラ チ ナ 製 剤 ベ ー ス の 化 学 療 法 に よ る 前 治 療 歴 が あ り 、Actionable遺伝子変異のないTROP2 NMR陽性の局所進行または転移性非扁平上皮非小細胞肺がん患者を対象に、同剤の有効性と安全性をドセタキセル(化学療法)と比較し評価するグローバルP3試験である。
主要評価項目は、無増悪生存期間および全生存期間。重要な副次評価項目には、全奏効率、奏効期間および安全性等が含まれる。日本を含むアジア、欧州および北米において約400名の患者を登録する予定である。
なお、同試験は、非小細胞肺がんを対象とした同剤の9つ目かつ、TROP2 NMRを用い患者を前向きに登録する初めての第3相臨床試験である。
第一三共は、TROP2バイオマーカーの活用により、同剤の治療効果が期待される患者さんをより正確に特定できる可能性について検証を進めるとともに、非小細胞肺がん治療に新たな選択肢を提供できるよう同試験および現在進行中の複数のP3試験を通じて、同剤の開発を加速させていく。

