インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ顆粒2%分包」新発売 塩野義製薬

 塩野義製薬は12日、インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」について、顆粒製剤の「ゾフルーザ顆粒2%分包」を新たに発売したと発表した。
 ゾフルーザは、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害作用によりインフルエンザウイルスの増殖を抑制し、1回の経口投与でインフルエンザの治療および予防を完結できる薬剤だ。加えて、家庭内でのインフルエンザウイルスの伝播リスクを低減することも示されている。
 同剤は、日米を含む75ヵ国以上で承認され、日本では、成人および小児に対する「A型またはB型インフルエンザの治療および予防」を効能・効果として販売されている。
 これまでゾフルーザは錠剤のみであったが、錠剤の服用が難しい低年齢の小児などに対応できる製剤が求められていた。今回新たに発売する顆粒製剤は、小児にも服用しやすく、年齢や体重に応じた適切な投与が可能である。さらに、インフルエンザの治療については、体重10kg未満の小児にも使用できるようになったため、小児における新たな治療選択肢として、より幅広い患者への貢献が期待される。

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