第一三共は11日、「DS3610」(STINGアゴニスト抗体薬物複合体[ADC])について、進行性固形がんを対象としたP1床試験において、最初の患者への投与を開始したと発表した。
同剤は、第一三共が開発したインターフェロン遺伝子刺激因子(STING)経路を活性化するアゴニストを、Fc領域に変異を導入したモノクローナル抗体に結合させた新規STINGアゴニストADCである。
がん抗原に対する抗体によりSTINGアゴニストをがん組織へ送達し、がん局所で抗腫瘍免疫を活性化させる。
同試験は、進行または転移性の固形がん患者を対象に、本剤の安全性と忍容性および予備的有効性を評価するグローバルP1試験である。同剤の投与量を段階的に増やしながら、用量制限毒性および有害事象を含む安全性と忍容性を評価し、推奨用量を決定する。客観的奏効率、病勢コントロール率、奏効期間、無増悪生存期間、全生存期間等の有効性についても探索的に評価する。

