エンハーツ 非扁平上皮非小細胞肺がん一次治療対象のP3試験開始 第一三共

 第一三共は10月31日、エンハーツ(T-DXd/DS-8201、抗HER2抗体薬物複合体[ADC])について、HER2過剰発現の転移性非扁平上皮非小細胞肺がんの一次治療を対象としたグローバルP3試験(DESTINY-Lung06)の最初の患者への投与を開始したと発表した。
 同試験は、HER2過剰発現かつ、Actionable遺伝子変異がなく、PD-L1発現率が50%未満の局所進行・切除不能または転移性の非扁平上皮非小細胞肺がん患者への一次治療を対象に、エンハーツとペムブロリズマブ(免疫チェックポイント阻害剤)の併用療法における有効性と安全性を、化学療法とペムブロリズマブの併用療法と比較して評価するグローバルP3試験である。
 主要評価項目は無増悪生存期間で、重要な副次評価項目は全生存期間である。その他の副次評価項目には、客観的奏効率、奏効期間および安全性等が含まれ、日本を含むアジア、欧州、北米および南米において、686名の患者を登録する予定だ。

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