韓国ノバルティスとVEGF阻害剤「ベオビュ」、「ルセンティス」の韓国における独占的流通・販売促進権で契約締結 参天製薬

 参天製薬は20日、韓国ノバルティスと、ノバルティスが製造・販売 する 眼科用 VEGF阻害剤「 ベオビュ」(一般名:ブロルシズマブ)、および 「ルセンティス」(一般名:ラニビズマブ)の韓国 における流通および販売促進 に関する契約を17日に締結したと発表した。
 同契約に基づき、 韓国 参天は 、韓国において対象製品の独占的な流通権を取得し、 販売促進活動を行う。
 ベオビュは、ヒト化モノクローナル抗体一本鎖Fv断片(scFv)で、ルセンティスはモノクローナル抗体フラグメント(Fab)である。ベオビュおよびルセンティスは、異常な血管の成長や漏出の主な原因である血管内皮増殖因子A(VEGF-A)を阻害するよう設計されており、滲出型加齢黄斑変性(wAMD)や糖尿病性黄斑浮腫(DME)などの網膜疾患の進行を遅らせる。
 参天製薬は、ベオビュおよびルセンティスの販売を通じて、韓国で新たに網膜疾患領域に参入する。

◆中島理恵参天製薬取締役チーフオペレーティング オフィサーのコメント
 これまで参天製薬は、韓国において網膜疾患の治療薬を取り扱っていなかったが 、今回 、ベオビュおよびルセンティスを現地で提供できることを大変嬉しく思う。眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとしての知見と経験を活かし、 韓国においても網膜疾患の治療薬をより多くの患者さんに届けられるよう努めていく。
 この提携により、参天製薬のビジネスがアジア市場において さらに 拡大することを期待している。

タイトルとURLをコピーしました