武田薬品は、乾癬に焦点を当てた新たな共創プログラム「乾癬デジタルヘルスチャレンジ」を開始しする。同プログラムでは、 スタートアップの事業成長を支援するPlug and Play Japanと連携し、乾癬患者や家族のQOL向上、診療の課題解決を支援する最先端の技術やサービスアイデアを、データサイエンス・デジタル技術の知見を有する企業・団体から募集する。
乾癬は、免疫機能に異常が生じ、皮膚に炎症が起こる疾患だ。多くの乾癬患者は疾患による身体的な苦痛や心理的な負担に加え、社会的にもさまざまな問題を抱えている。同社は、乾癬と共に生活する患者を取り巻く環境の向上に貢献することを目指している。
同プログラムの概要は次の通り。
◆募集テーマ
同プログラムでは、以下の5テーマを課題と捉え、それらに対する解決を支援する最先端の技術やサービスアイデアを募集する。
1、乾癬診療におけるコミュニケーションの促進
2、重症度に応じた治療選択における医療機関連携とスクリーニング検査の負担解消
3、乾癬患者の治療継続と日常生活の支援
4、乾癬の早期受診と早期診断
5、疾患理解の不足からくる偏見および患者さんの社会的・心理的孤立の解消
◆参加メリット
・ 武田薬品との共同価値検証(Proof of Value・PoV)機会の提供
・ 武田薬品からのメンタリング機会の提供
・ 武田薬品シニアマネジメントへのソリューション提案機会の提供
・武田薬品からのさらなる協業機会の検討
・武田薬品およびPlug and Play Japanとの交流・関係構築機会の提供
◆応募締切
2025年11月18日 23:59 (日本時間)
詳細は(https://www.takeda.com/jp/science/open-innovation/digital-health-challenge-pso/)
◆松野玲子ジャパン ファーマ ビジネス ユニット データ・デジタル&テクノロジー部長のコメント
ヘルスケアの課題に対するソリューションを創り出すことを目的とした共創プログラムを睡眠覚醒障害に続き、乾癬領域でも始動する。当社は、データサイエンス・デジタル技術の知見を有する企業・団体とパートナーシップを結び、当社の有する炎症性疾患領域の専門性を融合することにより、従来の枠を越えた思考でヘルスケアの課題に対する新たな支援の形を創り出すことを通じて、乾癬患者さんやご家族、医療関係者の皆様のアンメットニーズの解決に貢献できるよう、取り組んでいく。