10月17日に「エビデンスのある妊娠期からの伴走型支援」テーマに第5回都医学研都民講座開催  東京都医学総合研究所

 東京都医学総合研究所は、10月17日に「エビデンスのある妊娠期からの伴走型支援」をテーマとした2025年度第5回都医学研都民講座をハイブリッド形式(会場+オンライン配信)で開催する。参加費は無料。参加定員は600名(都医学研講堂:100名、オンライン:500名、事前申込、先着順)。開催時間は、午後2時30分から午後4時まで。
  東京都医学総合研究所では、神経及びその疾患、精神障害の本態、成因及びがん、感染症等の研究をすすめ、未解明の重要疾患の原因究明、予防法や治療法の開発などに総合的に取り組んでいる。同講座は、こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を、都民に分かりやすく伝えることを目的としたもの。
 今回は、馬場香里聖路加国際大学大学院看護学研究科ウィメンズヘルス・助産学准教授を講師に迎えて開催する。馬場氏の講演概要および参加方法は次の通り。

◆演題:「妊産婦の“ゆとり感”を高めるパーソンセンタードケア:東京都アーリーパートナーシップモデルの挑戦」

◆講演要旨
 近年の子育ては“孤育て”と称され、多くの母親は「困った」と声をあげたくても打ち明けられず、支援者側に「大丈夫」と認識され見逃されている。我々は、2020年の東京都児童福祉審議会における「児童虐待の未然防止」の提言を受け、妊産婦の“ゆとり感”を高めるパーソンセンタードケアの実現を目指し、「アーリーパートナーシップモデル」を都内の4つの自治体と協働して開発した。
 妊娠初期から産後12か月まで、ファミリーサポートワーカーと呼ばれる支援者が、妊産婦のゆとりを高めるための生活支援を家庭訪問などによって集中的に実施した。
 その結果、妊産婦のゆとり感が顕著に高まり、産後うつも大幅に減少にした。本講座では、このモデルのエビデンスや、実施プロセスなどについて詳しくお話しする。

【参加方法】
◆会場で聴講する人:往復はがき又はメールで申し込む。
 往復はがきには、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、複数名希望の場合は同伴者氏名及び「第5回都民講座(対面式希望)」を、返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入すること。
 メールは、件名を「第5回都民講座(対面式希望)」とし、氏名(フリガナ)、電話番号及び複数名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)まで申し込む。

◆オンライン視聴の人:ホームページhttps://www.igakuken.or.jp/public/tomin.htmlの登録フォムより申し込む。

【締切】

◆対面式:2025年10月10日(金)、往復はがき:必着、メール:必着。 

◆オンライン:講座開催時刻   

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