変形性関節症治療剤「Gel-One」 生化学工業と国内での共同開発・販売提携で正式契約締結 小野薬品

 小野薬品は7日、生化学工業と「Gel-One」の日本における共同開発および販売提携について正式契約を締結したと発表した
 同契約締結に伴って小野薬品は、「Gel-One」の日本における共同開発および販売の独占的権利を取得する。小野薬品は、生化学工業に対して今後の開発や販売等の進捗に応じて、複数年にわたるマイルストン型のロイヤルティを支払う。
 「Gel-One」は、生化学工業独自の架橋技術を用いて創製された架橋ヒアルロン酸を有効成分とする関節注射剤である。膝関節腔内投与後、関節局所に長く残留することが確認されており、1回の投与で長期の疼痛抑制効果が期待される。海外では、2012年以降、「Gel-One」(米国)や「HyLink」(台湾、イタリア)として販売されている。また、海外では膝関節を適応範囲としている。
 日本においては、現在、変形性関節症(膝関節)を対象としたP3試験、変形性関節症(股関節)を対象としたP3試験、および安全性評価を主目的とする両関節を対象とした長期投与試験を実施中で、これらの試験を速やかに進め早期承認取得を目指す。

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