
ティーペックは4日、レイヤード(本社:福岡市)と共同開発した「こどもの症状 受診の目安ナビ」の実証実験を札幌市で開始すると発表した。
同サービスは、子どもが急な体調変化に直面した際に、保護者が適切な受診判断を行えるよう支援をして、適正受診を促すことで限りある医療資源の有効活用に貢献する。
少子高齢化が進む中、小児救急医療の体制確保、とりわけ夜間や休日の対応は全国的な課題となっている。「受診すべきかどうか分からない」という保護者の不安に応え、医療の適正利用を後押しする仕組みとして、本実証実験を札幌市で開始する。
実証実験概要および「こどもの症状 受診の目安ナビ」の特長は次の通り。
【実証実験概要】
「こどもの症状 受診の目安ナビ」が、保護者の安心につながったかどうか、また、ナビの案内が受診判断の参考になったかを検証する。
◆実施期間:2025年8月6日(水)~2026年2月28日(土)
◆利用対象:札幌市内在住の15歳以下の子どもの保護者
◆利用料金:無料
【「こどもの症状 受診の目安ナビ」の特長】

病気やケガなどの症状をWEB上で入力すると、受診の必要性が4段階で分かる。すぐに受診しない場合でも、自宅での対応方法(やるべきこと・控えるべきこと)が確認できる。
判定結果に不安がある場合は、看護師や小児科医に電話で相談することができる。(WEB入力した内容は相談先に共有されるため、スムーズに相談できる)