経産省の再生CDMO補助金対象に採択 JCRファーマ

 JCRファーマは16日、経済産業省の「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備支援事業費補助金(再生CDMO補助金)」の対象に15日付で採択されたと発表した。
 今後、同補助金を活用して、既存の施設内における建物を改修し、生産機器導入によって再生・細胞医療・遺伝子治療の製造設備を拡充する。
 当同は、再生医療等製品「テムセルHS注」の製造販売承認を2015年9月に取得以来、安定的かつ長期的に市場に製品を供給し、再生医療等製品に係るノウハウ・技術力を蓄積してきた。
 加えて現在、同社独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を応用した AAV 遺伝子治療技術「JUST-AAV」を用いた製品開発を進めている。
 これらの研究開発・生産技術、ノウハウを活用し、再生医療等製品の開発・製造パートナーとしての設備投資をするため、同補助事業を申請した。
 今回の採択を受け、今後、自社開発品への投資のみならず、パートナリングの拡充を視野に、再生医療等製品CDMOとしての製造設備投資を進める。採択された支援事業の内容は次の通り。

(1) 事業名:JCRファーマ 再生CDMO事業基盤整備

(2) 事業内容:同社が培ってきた再生医療等製品に係る技術力を活かし、受託製造能力を拡充するため、再生医療等製品の製造設備の整備、人材育成を行う。

(3) 補助金の適用期間 :交付決定日から2027年12月31日まで

タイトルとURLをコピーしました