譲渡制限付株式報酬として自己株式を処分 塩野義製薬

 塩野義製薬は18日、2025年7月17日に同社普通株式20万0400株を1株につき2496.5円で譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分を行うと発表した。処分総額は、5億0029万8600円。
 同社は、2018年5月9日開催の取締役会で、同社の社外取締役を除く取締役に対する中長期的なインセンティブの付与及び株主価値の共有を目的に、当社の対象取締役及び当社執行役員を対象とする新たな報酬制度として、譲渡制限付株式報酬制度導入を決議した。
 また、2018年6月20日開催の第153回定時株主総会において、同制度に基づき、譲渡制限付株式取得の出資財産とするための報酬(譲渡制限付株式報酬)として金銭債権を対象取締役に対して支給することをふまえ、同社取締役の報酬総額を年額7億5000万円以内に改定すること及び譲渡制限付株式の譲渡制限期間として割当てを受けた日より3年間から30年間までの間で同社の取締役会が定める期間とすること等が承認された。
 さらに2024年3月25日開催の取締役会において、「中期業績連動株式報酬」の対象を、取締役を兼務しない執行役員へ拡大及び組織長に導入することを決定。その後、本年6月18日開催の160回定時株主総会において、同社の機関設計を「監査等委員会設置会社」に移行することが決議された。それに伴い取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬額を年額20億円以内に改定するとともに、取締役(監査等委員である取締役、社外取締役を除く)に付与される譲渡制限付株式について、2024年9月30日を基準日として実施した同社普通株式の分割(1株につき3株)等を考慮し、普通株式年25万株を上限とすることが承認され、今回、譲渡制限付株式報酬として自己株式の処分実施に至った。自己株式処分の概要は、次の通り。

(1) 処分期日:2025年7月17日

(2)処分する株式の種類及び数:同社普通株式20万0400株

(3)処分価額:1株につき2496.5円

(4)処分総額:5億0029万8600円

(5)処分先及びその人数並びに処分株式の数:取締役(監査等委員である取締役および社外取締役を除く)2名 5万8500株、執行役員(取締役兼任者は除く)15名 10万1700株、組織長 55名 4万0200株

(6)その他:同自己株式処分については、金融商品取引法による臨時報告書を提出している。

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