国内初のニキビ治療レーザー機器「AviClear」 製造販売承認取得 キュテラ

 キュテラは19日、本年5月22日付で、中等症から最重症の尋常性ざ瘡の治療機「AviClear レーザシステム」(一般的名称:ダイオードレーザ)の医療機器製造販売承認を取得したと発表した。
 尋常性ざ瘡は、アクネあるいはニキビとも呼称され、本邦では 90%以上の人が経験する疾患である。尋常性ざ瘡は顔面への症状が主体であるため,感情面での生活の質(QOL)への影響が大きく、また、炎症軽快後も瘢痕(ニキビ痕)を残すことがあるため、早期治療と再発コントロールが重要であると考えられている。
 AviClearは、中等症から最重症の尋常性ざ瘡の治療を使用目的として、国内で初めて製造販売承認を取得した医療機器だ。同製品は、皮脂に選択的に吸収される波長1726nmのレーザーを用いて、皮脂腺細胞にエネルギーを選択的に伝達しダメージを与えることにより、表皮へ影響を及ぼすことなく、皮脂の過剰分泌を抑制する。これにより、尋常性ざ瘡の症状の長期的な改善が期待できる。

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