
2025年大阪・関西万博大阪パビリオンは、26・27日の両日、人とペットとの暮らしや未来を考える「ペットとの共生イベント」をリボーンステージで開催した。
開催初日に行うキックオフイベントには、吉村洋文2025年大阪パビリオン推進委員会会長(大阪府知事)、横山英幸大阪パビリオン代表理事(大阪市長)、おおさかワンニャン特別大使の杉本彩が登場。
イベント開催の経緯について、吉村氏は「今回の万博では史上初となるペット同伴来場は見送られたが、多くの方が家族の一員としてペットと暮らす中、万博のテーマである“いのち輝く未来社会のデザイン”とペットとの共生は趣旨が合致すると考え開催に至った」と思いを語った。
イベントでは、動物福祉(アニマルウェルフェア・動物の立場に立って幸福かどうか考えること)に基づき、日本が抱える課題の共有をはじめ、動物の習性や海外での取り組みに関する◯✕クイズ、適切な飼育方法などを紹介。
杉本は「この2日間のイベントを通して、来場者の方には“動物福祉とは何か”と改めて考えて頂いたり、知識を持ってもらう機会にしてほしい」とコメント。その後も、多彩なゲストが登壇し、ペットとより良い暮らしを叶えるための知識やケア方法、最新技術などが紹介された他、人とともに働き社会を支えてくれている動物たちも登場し、会場を盛り上げた。
イベントの最後となるフィナーレトークショーでは、ゲストらが、これから人とペットとの共生に向けてどのような行動を起こしていくのかを「ペットとの共生に向けたミライメッセージ」として発信。銀シャリ鰻は“動物に関して人間のエゴを考え直す”というミライメッセージを掲げ、「人間が思う幸せとペットが思う幸せは違うと思う。ペットの立場に立って、ペットが思う幸せを考えていきたい」と訴えかけた。同イベントは、2日間を通じて、来場者とともに「人とペットとの共生社会」について楽しみながら考える機会となった。
