メディパルホールディングスは23日、長福恭弘取締役副社長を代表取締役に追加選定して代表取締役2名体制とし、長福氏が社長業務を代行すると発表した。同人事は、渡辺秀一代表取締役社長が病気治療中のため当面の措置として実施されるもの。就任日は、5月23日。
長福氏は、1954年12月8日生。略歴は次の通り。
・1977年4月 三星堂(現・同社)入社
・2004年7月 クラヤ三星堂(現・同社)執行役員
・2007年6月 メディセオ・パルタックホールディングス(現・同社)取締役
・2009年10月 メディセオ取締役
・2010年6月 同社常務取締役
・2012年4月 同社代表取締役社長
・同年6月 メディパルホールディングス医薬事業担当(現任)
・2016年 6月 同社専務取締役
・2019年6月 同社取締役副社長(現任)
・2022年4月 メディセオ代表取締役会長(現任)
・2023年3月 日医工社外取締役会長(現任)
◆渡辺秀一社長のコメント
今年に入り、体調が思わしくない日が続いていた関係で、病院でさまざまな検査を受けていたところ、リンパ腫であることが判明した。
そのため、入院して薬物治療に専念するが、通常業務に復帰するまでには約半年ほどの時間を要する見込みである。人一倍、健康には気を遣っていたにもかかわらず、このような状況となり、一時的とはいえ社業から離れることは、株主の皆さん、弊社グループとご縁のある皆さん、従業員の方々に対して心苦しく、大変申し訳なく思っている。
だが、しっかりした治療計画のもと、今は健康を取り戻すために治療を優先させていただき、早期復帰を目指したい。回復した後には、社業の発展のため、いっそう邁進したいと思う。
◆長福恭弘氏のコメント
渡辺社長の体調不良が続いていた中で、原因が判明し、復帰に向けた治療計画が進み始めたことに安堵する一方で、不在の間、社長としての任務を代行する責任を重く受け止めている。
渡辺が思い描く「医療と健康、美」の事業領域におけるグループのありたい姿とその道筋に向けて、弊社の経営陣は常に想いを一つにしてマネジメントを行ってきており、この方向性が揺らぐことはいささかもない。グループとしての強みである団結力のもと、確固たる信念をもって事業を推し進めていく。