協和キリンは7日、希望退職者を募集すると発表した。昨年に続いて2年連続の希望退職者募集となる。
対象者は、40歳以上かつ勤続3年以上の社員・再雇用社員。ただし2024年に導入した特別希望退職職制度の対象組織(研究本部、生産本部CMC研究センター、品質本部グローバルCMC品質ユニット)と一部組織を除く。募集人数は、特に定めていない。
募集期間は、本年5月22日~6月24日で、退職日は9月30日。応募者には、通常の退職金に割増退職金を加算する。また、希望者に対しては再就職支援を行う。
協和キリンは、2030年のビジョン「病気と向き合う人々に笑顔をもたらすLife-changingな価値の継続的な創出」の実現をより確かなものにすべく、2024年2月にStory for Vision 2030 を発表し、ビジョン実現のための変革を進めている。
希望退職者の募集は、この変革に際して、長い歴史の中で培ってきた日本における事業基盤も、より持続可能な姿へと大胆に転換し、組織能力の一層の強化を図ることを目的としたもの。
今回の募集に伴い発生する特別退職金および再就職支援費用は、2025年12 月期連結決算で「その他の費用」に計上する予定である。現時点では応募者数および特別退職金総額等が未確定だが、2025年12月期通期連結業績予想には一定程度織り込んでいる。今後、業績見通しへの影響が明らかになり、開示すべき事象が生じた場合には速やかに告知する。