6月19日に「鳥インフルエンザと私たちの暮らし」テーマに第2回都医学研都民講座開催 東京都医学総合研究所

 東京都医学総合研究所は、6月19日に「鳥インフルエンザと私たちの暮らし:正しい知識で正しく対応」をテーマとした2025年度第2回都医学研都民講座をハイブリッド形式(会場+オンライン配信)で開催する。参加費は無料。参加定員は600名(都医学研講堂:100名、オンライン:500名、事前申込、先着順)。開催時間は、午後2時30分から午後4時まで。
 東京都医学総合研究所では、神経及びその疾患、精神障害の本態、成因及びがん、感染症等の研究をすすめ、未解明の重要疾患の原因究明、予防法や治療法の開発などに総合的に取り組んでいる。同講座は、こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を、都民に分かりやすく伝えることを目的としたもの。
 今回は、迫田義博北海道大学大学院獣医学研究院院長を迎えて、同研究所感染制御ユニットの安井文彦氏とともに講演会を都民講座を開催する。各演者の講演テーマ、講演要旨、参加方法は次の通り。

【迫田義博氏】
◆演題:「鳥インフルエンザと私たちの暮らし:正しい知識で正しく対応」

◆講演要旨
 高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染がニワトリなどの家禽、渡り鳥やカラスなどの野鳥、さらに海外ではウシなどの家畜でも報告され、日本だけでなく世界各国の社会問題になっている。そもそもこの問題の原因はどこにあるのか、どうしてここ数年この問題が大きくなったのか解説する。その上で、我々人間が畜産業を守る視点、野生動物を守る視点、さらにヒトへの感染を防ぐ視点からどのような対策が可能か考えていく。

【安井文彦氏】
◆テーマ:高病原性鳥インフルエンザウイルス感染に対する予防と治療の基礎研究

◆講演内容:
 毎年冬になると、養鶏場のニワトリなどが高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染し、大きな被害を受ける事例が報告されている。ヒトへの感染は稀ですが、世界的には死亡例も確認されており、鳥インフルエンザについて正しい知識を持つことは非常に重要である。
 本講座では、本講座では、北海道大学の迫田教授を講師としてお迎えし、高病原性鳥インフルエンザについて獣医学の視点から解説していただく。また、都医学研で取り組んできた予防ワクチンや治療薬の研究成果についても紹介する。

【参加方法】
◆会場で聴講する人:往復はがき又はメールで申し込む。
 往復はがきには、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、複数名希望の場合は同伴者氏名及び「第2回都民講座(対面式希望)」を、返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入すること。
 メールは、件名を「第2回都民講座(対面式希望)」とし、氏名(フリガナ)、電話番号及び複数名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)まで申し込む。

◆オンライン視聴の人:ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin/2025/tomin02.html)の登録フォムより申し込む。

【締切】
締切は2025年6月12日(木)、往復はがき:必着、メール:必着。    

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