医療用近視進行抑制薬「ROH-001」 国内P2試験開始 ロート製薬

 ロート製薬は17日、近視進行抑制を目指した点眼薬「ROH-001」について、眼科領域の治療薬として国内P2試験を坪田ラボ(本社:東京都)と開始したと発表した。
 近年、スマートフォンの普及、デジタル機器の接触が増加するなど、さまざまなライフスタイルの変化が見られる中、若年層の近視は深刻な社会課題となっている。そこで、ロート製薬と坪田ラボは、2020年10月1日付で近視進行抑制を目指した薬剤開発に向けた共同研究契約を締結し、これまで基礎研究を進めてきた。
 これまでに非臨床フェーズでの有効性と安全性ならびにP1試験において安全性が確認されたので、これらの試験結果を踏まえ、P2試験では近視患者を対象に有効性および安全性について評価する。
 ロート製薬は、医療用医薬品事業への参入を見据え、眼科領域における様々な研究を進めている。今後も眼科領域の医療に役立つ製品・サービスを提供し、人々の目の健康に貢献していく。
 坪田ラボ(URL:https://tsubota-lab.com/)は、近視、ドライアイ、老眼その他の眼疾患および全身疾患の予防、治療などに関する研究開発を推進している。

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