塩野義製薬は2日、グラム陰性菌感染症治療薬「セフィデロコル」について、Link社とオーストラリアおよびニュージーランドでの開発・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。
セフィデロコルは、多剤耐性菌を含むグラム陰性菌の外膜を効果的に通過して抗菌活性を発揮する薬剤で、日本・欧州・米国・台湾を含め26の国と地域で販売されている。製品名は、日本「フェトロージャ」、米国・台湾「Fetroja」、欧州「Fetcroja」。
同剤は、各国の医療システムに必要な最低限の医薬品のうち、薬剤耐性菌による感染症に対するリスクベネフィットバランスに優れた医薬品の1つとしてWHOの必須医薬品リストに掲載されている。
加えて、実臨床での有効性・安全性の評価を目的にした薬剤耐性菌による重症患者に対する良好な観察研究成績もこれまでに複数公表されている。
また、オーストラリアにおいては、2024年12月にオーストラリア当局(TGA)への承認申請が受理されている。
今回、契約締結によりLink社は、塩野義製薬よりセフィデロコルのオーストラリアおよびニュージーランドにおける独占的な開発および販売の権利を取得する。塩野義製薬は、同契約に伴う一時金、今後の開発進展に応じたマイルストンおよびLink社の販売量に応じた一定の収益を受領する。