2025 年⼤阪・関⻄万博住友館 森をめぐる冒険「UNKNOWN FOREST」の全容発表

 2025⼤阪・関⻄万博に出展する住友館は27日、ここにしかない森の中を冒険する体験「UNKNOWN FOREST」のストーリー全容や体験の詳細、冒険のパートナーとなる「ランタン」の役割を発表した。

 住友は、⻑い時間を重ねてきた森との関わりの中で、森にある多様な価値を⾒出した。この森は、今まで聞こえなかった⾒過ごしていた、「いのちの物語」を語り、触れる場所になっている。
 多種多様な⽣命をつつみこむ森。そこには、個性にあふれ、いきいきと躍動するいのちがあり、多様性をみとめ合って⽣きる喜びがある。その森が持つ価値、我々⼈間では知ることができなかった学びをこの UNKNOWN FORESTでの体験を通して伝えていく。

◆「UNKNOWN FOREST 誰も知らない、いのちの物語」ストーリー

 約 4 億年前、地球に森が⽣まれた。以来、森は数えきれない命を育み、⼈間にとっては、敬い、そして時に恐れる存在となってきた。⽂明が進んだ現代においても、森には多くの「未知」が息づいている。
物語の舞台は、その未知なる森――UNKNOWN FOREST。
この森を訪れた⼈々は、⼀本の巨⽊「マザーツリー」に導かれる。
幾千年もの時を⽣きたこの⽊は、いま、命の終わりを迎えようとしていた。
そして彼⼥は、最期の願いを⼈々に託す――「いのちの物語を、集めてきてほしい」。
マザーツリーは、森を吹き抜ける⾵の⼒を「ランタン」に宿す。
それを⼿にした者だけが、森に眠る“いのちの物語”を引き出すことができる。
やがて、⾵に乗って現れる⾵の妖精に導かれ、⼈々は森の奥深くへと⾜を踏み⼊れていく。
この森は、⾃ら探し求めなければ、何も語ってはくれない。
仲間と共に、冒険⼼と想像⼒を携えて森をめぐるとき、⼼を震わす新たな発⾒が待っている。
そこには、「誰も知らない、いのちの物語」が広がっている。

◆森の中を⾃由にめぐり、様々な「いのちの物語」と出会う体験

 森の中では、我々⼈間では知ることができなかった、⾒過ごしていた多くの「いのちの物語」との出会いが待ち受けている。森の中に潜む動物や、⽣き物たちの痕跡と遭遇し、⼟の中で繰り広げられる⽊々が対話する姿や、数百年に及ぶ⽊の⼀⽣が⽬の前で繰り広げられる。
 さらに、輝きだす菌類や、普段では聞こえない⽣き物たちの声が、来場者の⾏動やランタンに呼応して現れるインタラクティブ体験など、森の中の⾄る所に散りばめられた「いのちの物語」との出会いを楽しめる。

<UNKNOWN FOREST 体験の流れ①>
 冒険のパートナー「ランタン」を⽚⼿に、仲間とともに「いのちの物語」に出会い、集める。

 来場者の⾏動に呼応したインタラクティブ体験を⽀えるのが、⾵の⼒を宿す冒険のパートナー「ランタン」である。時には来場者に語りかけ、時には森の様々ないのちと共鳴して光を変化させ、時にはランタンに誘われて隠れていた⽣き物たちが姿を現す。

※実際の様子と体験イメージ

※実際の様子と体験イメージ

 さらに、森の中で出会った「いのちの物語」はランタンに蓄積され、「UNKNOWN FOREST パフォーミングシアター」で繰り広げられるクライマックスへと続いていく。

<UNKNOWN FOREST 体験の流れ②>
 古より森を⽀え育んできたマザーツリー。ランタンに集めた「いのちの物語」を託す。古から、この森のいのちを⽀え、調和を守り、地球をつないできた「マザーツリー」。参加者は森の中の体験を終え、ランタンに蓄積された「いのちの物語」を、この森のマザーツリーへと託す。

<UNKNOWN FOREST 体験の流れ③>
 「いのちの壮⼤な巡り、響き合ういのち。そして受け継がれる未来。」“数千年にわたるマザーツリーの記憶”や“いのち輝く最期の姿”を⽬の当たりにする。

UNKNOWN FOREST「パフォーミングシアター」
 暗く温かな⼟の中で、⼩さな種が⽬覚め、やがて森を育む存在へと成⻑したマザーツリー誕⽣の軌跡や記憶の断⽚に触れ、その最期の瞬間を⾒届ける物語。およそ幅 20m×⾼さ 7.5mの「パフォーミングシアター」を舞台に、空間に漂う⾵や霧が来場者の感覚を揺さぶり、複層の映像スクリーンと⾳楽・⼈が融合する⼤迫⼒の演出で UNKNOWN FOREST のクライマックスを迎える。

 舞台は 3 層のレイヤー構造で構成。奥には巨⼤な LED ビジョン。演者の動きを効果的に⾒せる舞台装置は、ミュージカルなどに実績を持つ美術チームが⼿がけている。
 観客の⽬の前にはプロジェクターから⽴体的に映像を投射するメッシュスクリーン。映像・⾳楽・⼈の動きが融合する演出が繰り広げられる。

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