住友ファーマは26日、シンジケートローンによる既存借入金のリファイナンスを実施すると発表した。シンジケートローンは、トランシェ A:タームローン、トランシェ B:コミットメントライン。
同社は、マイオバント社完全子会社化に伴うブリッジローン及び 2019年12月に実施したロイバント社との戦略的提携に伴う既存借入金等の一部の借入契約総額3310億円について、ロイバント社株式売却資金 980億円で返済した上で、新たにシンジケートローン契約を締結したもの。
同リファイナンスの実施により、2024年3月期決算で発生した財務制限条項抵触を解消するとともに、財務の安定化を図る。
なお、同件が住友ファーマの2025 年3月期の連結業績に与える影響は軽微である。同シンジケートローン契約の概要は、次の通り。
◆タームローン(トランシェA):組成金額1400億円、資金使途=既存借入の借換資金
◆コミットメントライン(トランシェ B):組成金額930億円、資金使途=運転資金
いずれのシンジゲートローンも、借入期間・コミット期間:2025年3月31 日~2028年3月31日、返済方法:期限一括返済、担保提供資産:無、連帯保証人:住友化学、アレンジャー兼エージェント:三井住友銀行、コ・アレンジャー:三井住友信託銀行。