中等症から重症潰瘍性大腸炎経口治療薬「ゼポジア」新発売 ブリストル・マイヤーズ スクイブ

 ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)は19日、スフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調節剤「ゼポジア」について、同日、薬価収載され販売を開始したと発表した。
 同剤は、S1P受容体1および5に高い親和性を持って結合し、リンパ球遊走の上流で作用する、潰瘍性大腸炎に対する新規作用機序の治療薬。昨年12月に「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能・効果として製造販売承認を取得した。
 薬価は、ゼポジアスターターパック1シート:1万2313.30円、ゼポジア0.92mg1カプセル:4792.80円

◆勝間英仁BMS代表取締役社長のコメント
 潰瘍性大腸炎の患者さんには、働く世代の方も多く、日常生活における症状を管理する上での心理的、物理的負担は決して小さくない。
 再燃と寛解を繰り返すこともあり、継続治療が必要であることから、我々は長期的な視点での安全性確保と、患者さんの心理的負担軽減につながる治療薬の開発を進めてきた。
 ゼポジアは、長期的な安全性プロファイルと、1日1回経口薬として高い利便性を有しており、患者さんのQOL向上に寄与する可能性がある。
 中等症から重症の潰瘍性大腸炎の患者さんに新たな治療選択肢を提供できることを大変嬉しく思う。

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