献血グロベニン-I 10%静注 日本で製造販売承認申請 武田薬品

 武田薬品は14日、献血グロベニン-I 10%静注(開発コード:TAK-961)について、厚労省に対し製造販売承認申請を行ったと発表した。
 同剤は、国内で承認を得ている武田薬品の静注用人免疫グロブリン製剤である献血グロベニン-I静注用の剤型を凍結乾燥製剤から液状製剤へ改良し、有効成分濃度を既存製剤の5%から10%へと高濃度化した静注用人免疫グロブリン製剤である。
 有効成分濃度の高濃度化により、投与液量が減少し、投与時間が短縮するとともに、より少ない水分負荷での大量療法が可能になるため、患者への貢献が期待される。
 また、既存製剤は、投与時に凍結乾燥粉末の溶解操作が必要であるが、同剤は、当該溶解操作が不要となる。
 今回の献血グロベニン-I 10%静注の製造販売承認申請は、献血グロベニン-I静注用が承認されている効能・効果予定して行われた。

◆廣田直美武田薬品PDTビジネスユニットR&D Japanリージョナルヘッドのコメント
 献血グロベニン-I 10%静注が承認されれば、投与時間の短縮とより少ない水分負荷での大量療法を可能とし、患者さんへの貢献が期待できる。本剤を新しい治療選択肢として、少しでも早くお届けできる日を心待ちにしている。

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