三和は、2020年のリリースから高い評価を得てきた夜尿症アラームトレーニング機器ユリンスコープのアップデート品である「ユリンスコーププラス」を発売した。 夜尿症は、5歳以降で、1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続く疾患で、治療法の一つであるアラーム療法に使用される機器を総称してアラームトレーニング機器と呼ばれている。
アラーム療法とは、おねしょした時にアラームによって本人を目覚めさせることにより、無意識のうちに自分で排尿を止めることができ、尿意でトイレに起きることを可能ににするための治療法である。
ユリンスコーププラスは、専用アプリとの連携により夜尿時間の自動記録、ボタン操作による就寝/起床時間の記録が可能となった。また、アラームトレーニングをする際は必ず父親、母親が子供と同じ部屋で寝る必要があったが、夜尿検知時にスマホにも通知が届くため、別の部屋で寝ていても子供を起こしに行くことができるようになった。
さらに、アプリで記録したデータを遠隔で確認できる医師専用ビューア「ユリンスコーププラス専用ビューア」を同時リリースした。医療機関は無料で登録できる。夜尿の時間だけでなく就寝/起床時間などをまとめてグラフで確認ができ、治療の進捗具合が一目でわかる。
ユリンスコーププラスは、センサー付専用パッド、お知らせライト(受信機)、夜尿モニター(発信機)、専用アプリの4つで構成される。お知らせライトは、製品のアップデートと同時にデザインを一新した。
アプリ搭載機能は、「夜尿時間の自動記録」、「カレンダー機能」、「グラフ機能」、「記録入力機能」、「おすすめ記事の閲覧」、「グラフ画面PDF出力機能」、「夜尿検知時の通知機能」、「クリニックとの情報共有」。希望小売価格は2万5000円(税抜)。