ペイシェントサポートモバイルアプリ 「IBDノート」 2024年度グッドデザイン賞受賞 武田薬品

 武田薬品は18日、同社が開発したペイシェントサービスモバイルアプリ「IBDノート」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。
 IBDノートは、同社において初めてグッドデザイン賞を受賞したペイシェントサービスアプリケーションとなり、2021年度に受賞した「マイPKフィット」に続いて4度目の受賞となる。
 グッドデザイン賞は、日本デザイン振興会が主催する賞で、優れたデザインを持つ製品やサービスに毎年授与される。1957年の設立以来、60年以上の歴史を持ち、「人間的視点」「産業的視点」「社会的視点」「時間的視点」の4つの視点から総合的なバランスにおいて評価されるデザイン評価・推奨制度だ。
 IBDノートは、炎症性腸疾患(IBD)の治療を受けている患者を支援するために設計されたモバイルアプリで、患者は薬物療法の種類に関係なく利用することが可能である。
 また、同アプリは患者の意見を反映するとともに医師の監修を受けている。患者が自らの健康管理を積極的に実施できるようにシステムを構築。患者が薬の服用、体調、食事の記録を継続的に行うことができ、定期的な通院の間における患者の自己管理が容易となるよう開発された。

◆グッドデザイン賞の審査委員のコメント
 炎症性腸疾患というセルフマネジメントが重要な病気の患者に向けたIBDノートによるサービスには、明確な目的が設定されている点に好感が持てた。デザインも洗練されており、専門家と共同で開発されていることも評価できる。
 今後このサービスがユーザーに使われ、どのように発展していくのか興味深い。

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