アストラゼネカは、7日に開催した「アストラゼネカ患者フォーラム 2024」において、患者団体と協働で臨床試験へアクセスしやすい社会実現に向けて様々なアクションを行う「アストラゼネカ患者フォーラム 2024 共同宣言」を発表した。
同宣言は、「治験をわかりやすく」、「治験情報にたどりつきやすく」、「治験に参加しやすく」という 3 つの目指すべき姿を実現するため、アストラゼネカが患者団体と継続して行う取り組みの総称である。
アストラゼネカ患者フォーラムに参加した市川 衛氏(メディカルジャーナリズム勉強会代表理事)、天野慎介氏(全国がん患者団体連合会理事長)、桜井なおみ氏(CSRプロジェクト代表理事)、轟浩美氏(認定特定非営利活動法人 希望の会理事長)、長谷川 一男氏(肺がん患者の会 ワンステップ 理事長)、眞島 喜幸氏(パンキャンジャパン 理事長)らと共に討議を経て今回発表するに至ったもの。
2023年に開催したアストラゼネカ患者フォーラムでは、「治験の認知」や「治験に関する情報へのアクセス」、「治験に参加する機会」などにおいて格差があり、課題が山積していることが明らかにされた。アストラゼネカ患者フォーラム2024では、前回挙げられた課題を踏まえて、同フォーラムをプラットフォーム化して行えることを探索する視点から、治験へアクセスしやすい社会実現に向けて具体的な討議が行われた。
その結果、討論されたアクションやアイデアを単にイベントの中での提案に留めず、治験が正しく認知され、必要とする患者に治験情報が届けられ、治験に参加しやすい社会の実現を目指して継続的に取り組んでいこうと示されたのが同宣言だ。
◆堀井貴史アストラゼネカ社長のコメント
アストラゼネカ患者フォーラム2024の最後で、「治験へアクセスしやすい社会実現に向けて、患者団体や幅広いステークホルダーの皆さんと対話を継続し、協働してアクションを続けていく。