フィンランドの製薬会社「オリオン」日本参入

経皮吸収エストラジオール製剤「ディビゲル」を承継販売

 フィンランドの製薬会社オリオンは2日、サンファーマが製造販売承認を有し、販売していた経皮吸収エストラジオール製剤「ディビゲル」を10月31 日付でオリオンファーマ・ジャパンが承継・販売すると発表した。
 これに伴い、情報提供等の活動は、承継日以降オリオンファーマ・ジャパンが実施する。なお、同社製品は、共創未来グループの医薬品卸(東邦薬品、セイエル、幸燿、九州東邦、沖縄東邦、酒井薬品社)を通じて流通する。オリオンファーマ・ジャパンと共創未来グループは、ディビゲルの安定供給及び適正使用の推進に努めていく。
 フィンランドの製薬会社であるオリオンは、100年以上に渡り、人々の健康を支え続けてきた。ヒト用医薬品、動物用医薬品、原薬の開発、製造、販売を行っており、自社開発医薬品、ジェネリック医薬品、一般用医薬品の幅広いポートフォリオを有している。
 医薬品研究開発の主要領域は、がんと疼痛で、がん、神経疾患、呼吸器疾患などの分野の様々な治療薬がある。オリオンの2023年度の純売上高は11億9000万ユーロで、年末時点の従業員数は約3600人。オリオン社のA株とB株はナスダック・ヘルシンキに上場されている。

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