経口プロテアソーム阻害剤「ニンラーロカプセル0.5㎎」 剤形追加の製造販売承認取得 武田薬品

 武田薬品は16日、経口のプロテアソーム阻害剤「ニンラーロカプセル2.3mg/3mg/4mg」について、剤形追加として、厚生労働省より「ニンラーロ カプセル0.5㎎」の製造販売承認を取得したと発表した。
 今回の承認は、主にランダム化プラセボ対照二重盲検多施設共同国際P3試験であるTOURMALINE-MM3試験ならびにTOURMALINE-MM4試験の結果に基づくもの。
 同剤形追加により、多発性骨髄腫における維持療法において、ニンラーロの低用量製剤による新たな治療選択肢(1.5mg用量〔0.5mgカプセル×3〕)を提供でき、従来よりも低用量の用量調節が可能となることで患者の状態に合わせたより適切な用量調節の実現を目指すことが可能になる。
 ニンラーロは、「再発または難治性の多発性骨髄腫」の効能効果で、2017年3月に厚生労働省より製造販売承認を取得し、2017年5月24日から発売している。また、2020年3月に「多発性骨髄腫における自家造血幹細胞移植後の維持療法」、2021年5月には「幹細胞移植歴のない多発性骨髄腫に対する初回治療後の維持療法」の適応追加承認を取得している。

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