他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞P1/2試験 最初の被験者に移植実施 住友ファーマ

 住友ファーマは5日、ヘリオスと日本国内で共同開発を進めている他家iPS 細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞(開発コード:HLCR011)の網膜色素上皮裂孔の患者を対象とするP 1/2 試験について、最初の被験者への移植が九州大学病院(治験責任医師:眼科 園田康平教授)で行われたと発表した。
 今後、一定期間経過観察の上、安全性の問題が認められなければ、ランダム化フェーズ(Part 2)へと移行する。
 住友ファーマは、強みである再生・細胞医薬分野の技術・ノウハウを生かし、同分野での事業化を進めている。同治験での患者登録を迅速に進め、網膜色素上皮裂孔を有する患者に対するHLCR011の安全性・有効性について早期に確認し、一日も早い新たな治療法の提供をヘリオスと共同で目指す。

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