アレセンサ 台湾でALK陽性早期非小細胞肺がんの術後補助療法で承認取得 中外製薬

 中外製薬2日は、アレセンサについて、同社100%子会社の台湾中外製薬股份有限公司(CPT)が、台湾衛生福利部食品薬物管理署(台湾FDA)より、8月1日付けでALK陽性早期非小細胞肺がんの術後補助療法を対象とした輸入販売承認を取得したと発表した。対象は、「ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんにおける術後補助療法(4 cm以上の腫瘍又はリンパ節陽性)」。CPTは、台湾における中外製薬創製品の開発・申請及び輸入販売を担っている。
 今回の承認は、病期IB(腫瘍が4cm以上)~IIIA期(UICC/AJCC 第7版)のALK陽性早期NSCLCを完全切除した患者を対象に実施されたグローバルP3試験(ALINA試験)成績に基づくもの。

◆岡本崇CPT董事長のコメント
 アレセンサがALK陽性早期NSCLCの術後補助療法として台湾で承認されたことを大変嬉しく思う。再発または死亡のリスクを76%低下させたALINA試験の結果に対しては臨床現場での期待も高く、台湾における肺がん治療にも良い影響をもたらすものと考えている。治療を待ち望む患者さんに一日も早く本剤をお届けできるよう引き続き取り組んでいきたい。

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