メディパルホールディングスは1日、同社連結対象の完全子会社であるMP五協フード&ケミカルとメディパルフーズの間で統合に関する「吸収合併契約書」を締結したと発表した。なお、同統合は、連結対象の完全子会社間の統合であるため、開示事項・内容を一部省略している。
メディパルホールディングスグループは、「流通価値の創造を通じて人々の健康と社会の発展に貢献する」を経営理念に掲げ、「医療と健康、美」のフィールドで事業を展開している。
この中で、MP五協フード&ケミカルおよびメディパルフーズが行う食品加工原材料卸売等関連事業は、「食の安全・機能性」と「美味しさ・食べやすさ」をテーマに、人々の健やかな暮らしを支えることを使命としている。
わが国の食品を取り巻く環境は、少子高齢化が進む中、健康志向の食品や機能性表示食品など消費者の食へのニーズが多様化するなどの変化が起きている。このような環境変化に対し迅速な対応をすると共に、お得意様や消費者のニーズに応え、食品加工原材料卸売等関連事業をさらに発展させていくためには、同統合により経営資源の有効活用と全国規模の顧客基盤の強化をさらに進めていくことが最良であると判断したもの。同統合の概要は次の通り。
(1)本統合の日程
◆同統合に関する基本合意書の締結:2023年11月2日
◆同統合に関する吸収合併契約書の締結:2024年 8月1日
◆効力発生日:2024年10月1日(予定)
(2)本統合の方式
MP五協フード&ケミカルを存続会社、メディパルフーズを消滅会社とする吸収合併方式。なお、同統合による存続会社の商号変更はない。
(3)同統合に係る割当ての内容
メディパルホールディングスの連結対象の完全子会社間の統合であるため、同統合による新株式の発行、資本金の増加および合併交付金、その他一切の対価の交付はない。
(4)同本統合に伴う新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い該当事項はない。
同件により中長期的に統合による両社共通商材取引のスケールメリットや自社研究開発品の拡販など、シナジーによる経済的効果が期待できるものと期待される。なお、今期の業績への影響はない。