開発中の2つのmRNAワクチン 厚労省の「ワクチン大規模臨床試験等事業」公募に採択 第一三共

 第一三共は18日、開発中の2つのmRNAワクチン(パンデミック時のインフルエンザmRNAワクチン、季節性インフルエンザと新型コロナの混合mRNAワクチン)について、厚労省の「ワクチン大規模臨床試験等事業」に採択されたと発表した。
 ワクチン大規模臨床試験等事業は、今後のパンデミックに備えるべき重点感染症のワクチン開発に挑戦する製薬企業等に対し、特にワクチンの有効性を検証する大規模臨床試験の実施に関する経験や知見を蓄積させることで次のパンデミックにおける日本国内でのワクチンの迅速な応用開発に繋げることを目的に実されるもの。
 第一三共は、新型コロナワクチン「ダイチロナ筋注」で培ったmRNAワクチンに係る技術と経験を活かすとともに、同採択事業を推進することにより、国が定める重点感染症に対するワクチンの早期開発および供給体制構築の実現を目指す。

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