2年連続「DX注目企業2024」に選定 塩野義製薬

 塩野義製薬は28日、経済産業省と東京証券取引所が選定した「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2024 」における「DX注目企業2024」に2年連続選定されたと発表した。
 「DX注目企業」とは、東京証券取引所に上場している企業の中から業種別に総合評価点が高い企業が選定される「DX銘柄」に準ずるもので、DXの裾野を広げていく観点で、総合評価が高かった企業、注目されるべき取り組みを実施している企業が選定される。 2024年はDX銘柄に25社、DX注目企業に21社が選定された。
 塩野義製薬は、業務プロセス改革やデータ可視化による行動変容にDXを意識した効果的なアプローチで挑んできたた。特に、評価されたのは、次の3点。

◆デジタル技術を活用したバリューチェーン全体の生産性向上
 コロナ治療薬のプロジェクトに代表されるように、ITやAI、データの活用により、研究開発の創薬領域に加え、上市後の育薬領域も含めたバリューチェーン全体のスピードと生産性を向上させた。

◆HaaS(Healthcare as a Service)ビジネスモデル
 高度化・多様化しているヘルスケア領域のニーズに応えるために、デジタル技術の適用と社外リソースとの協創連携(エコシステム)が進捗している。

◆DX推進のベースとなるIT・データ活用インフラの整備とデジタル活用人材の育成
 バリューチェーン横断的にITシステムを繋げ、Data HubとData Warehouseによりデータの集約管理、高品質化を実現して、データ利活用が急速に進みはじめた。さらに、更にはデータ駆動型ビジネスを実現するための組織設計、人材育成施策が実施されている。

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