年平均二桁成長続け5年以内に国内で売上高2000億円目指す ジェームス・フェリシアーノアッヴィ合同会社社長

 アッヴィ合同会社のジェームス・フェリシアーノ社長は28日、東京都内で会見し、「優秀な人財から選ばれる企業を志向して業界トップクラスの優秀なパイプライン開発を促進する」と断言。その上で、「継続的に新製品を投入することで年平均二桁成長を続け5年以内に売上高2000億円の売上達成を目指したい」と強調した。
  フェリシアーノ氏は、2023年の業績について、「対前年比22.4%増の二桁成長を示し、売上高は1225億6800万円となり非常に高いレベルの成長を示した」と振り返った。
 今後の施策では、「ヒュミラ、スキリージ、リンヴォックの主力製品を有するイミュノロジー領域において各製品領域でトップをキープし、リーダーシップを強化する。血液がん領域においてもベネクレクスタに続き、2製品目を発売し、リーダーシップを拡大する」と明言。
 精神・神経領域は、「進行期パーキンソン病に加え、新たな疾患の新薬を今後の成長ドライバーとして同領域のフランチャイズをさらに拡大する」
 アッヴィでは、同領域においてデュオドーパに加え、ヴィアレブを2023年7月世界に先駆け日本で発売し、「2製剤で進行期パーキンソン病の治療に貢献している」
 肝疾患領域においては、「C型肝炎のマーケットリーダーとして多くの患者さんを治療につなげ、肝炎撲滅の取り組みを加速していく」考えを示した。
 また、ビジネスの成功にともなう組織を拡大するための取り組みとして、「ベストタレントの採用(これまでも、これからも)」、「人財育成への投資」、「EEDI文化の醸成」、「社員エンゲージメントの向上」を挙げた。
 フェリシアーノ氏は、グローバルのビジネスアップデートにも言及し、「2023年の売上高は543億ドル超、研究開発への投資額は78億ドルであった」と報告した。

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