薬業界の繁栄を祈念して大阪府薬が神農大神例祭

祭文奏上する乾会長

 大阪府薬剤師会は17日、同会館で神農大神例祭を開催し、薬業界の繁栄を祈念した。
 同例祭は、1959年5月4日に少彦名神社祭神の分身を大阪府薬剤師会館に奉安し、薬業界の繁栄を祈願するため、毎年多くの薬業関係者が集まって厳粛に執り行われてきた。新型コロナ禍では、感染拡大防止のために参列制限しての開催を余儀なくされたが、本年は例年通り多数の参拝者が詰めかけた。

厳粛に神事を執り行う別所宮司

 祭典では、修祓、献饌、祝詞奏上、祭文奏上、玉櫛奉奠などの神事が行われ、乾英夫大阪府薬会長は祭文の中で「薬剤師の一般市民への貢献」を誓約した。

児玉氏

 世話人代表あいさつで児玉孝元大阪府薬会長は、「この例祭は、薬剤師が薬を通じて世の中に役立つことを大神様に誓うことを主目的としている」と説明。
 その上で、「本年正月の能登半島地震においてもその思いを強くする全国の薬剤師が被災地に入った。大阪府薬も乾会長以下の会員薬剤師や私も現地に参加した。薬に携わっている以上は、何とか国民の役に立ちたいという思いがある」と訴えかけた。
 さらに、「このように我々が世の中の役に立つ行動を起こすには、政治的側面からのアシストも重要で、薬剤師の代表の国会議員として、本田顕子参議院議員、神谷まさゆき参議院議員、渡嘉敷奈緒美前衆議院議員らがいる」と紹介。
 参列中の渡嘉敷氏には、「恐らく今年中に衆議院解散があるので、必ず国政の場に戻ってほしい」と語りかけ、「渡嘉敷氏の地盤の吹田、摂津の皆さんには是非応援して頂きたい」と呼びかけた。
 直会の挨拶の中でも別所賢一少彦名神社宮司が衆議院解散に触れ「必ず本年中に選挙がある。昨日も当社にお越し頂いたが、薬業界を盛り上げるためにも渡嘉敷先生には頑張って当選して頂きたい」とエールを送った。
 

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