乳児早老症治療薬「ゾキンヴィ」の事業譲渡先が米国Sentynl社に決定 アンジェス

 アンジェスは8日、乳児早老症治療薬「ゾキンヴィ」事業譲渡先が米国バイオ医薬品会社Sentynl社に決定したと発表した。
 アンジェスが本年4月12日に日本国内で販売を予定していた「ゾキンヴィ」の製造販売元であるEiger社は、米国倒産法第11条の適用を申請し、同剤事業の譲渡先を選定していた。今回、Zydus Lifesciencesが全額出資する米国のバイオ医薬品会社 Sentynl社が「ゾキンヴィ」事業譲渡先として決定したもの。
 米国の破産裁判所が Sentynl 社への譲渡を承認したことで、Sentynl 社は「ゾキンヴィ」の全世界での権利を取得し、その製造と商業化を担当することになった。
 アンジェスは、本年1月18日に日本国内における製造販売承認を取得した「ゾキンヴィ」を 2024年5月より販売する予定であるが、使用が予想される患者数から、当面必要と想定される同製品数はすでに国内に入荷している。
 同決定に伴いアンジェスは、「ゾキンヴィ」に関してSentynl社との交渉も含め必要な対応をしていくが、詳細が確定すれば逐次告知する。
 現時点において、2023年連結会計年度に販売が見込まれる製品は入荷済のため、当該事象がアンジェスの2024年連結業績予想に与える影響はないものと予測されるが、今後業績への影響が大きくなると見込まれる場合には、速やかに開示する。

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