がん研究会と研究開発で提携 武田薬品

 武田薬品は22日、がん研究会とがん領域の開発提携に関する契約を締結したと発表した。
 がん研究会と武田薬品は、同契約に基づき、グローバル早期臨床試験の推進や、橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ・リバーストランスレーショナルリサーチ)の推進等を目的として、双方の強みを生かした交流を展開。現在進行している医薬品開発における必要な情報共有や協議を行っていく。
 これにより、優れた画期的な抗がん剤を創出し、いち早くがん患者とその家族の元への提供を目指す。
 がん研究会と武田薬品は、共創を通じて、科学の進歩を患者にとっての価値に変える取り組みを行っていく。

◆浅野敏雄がん研究会理事長のコメント
 我々は、武田薬品と研究開発に関するグローバルな提携を発表できることを嬉しく思う。全世界にわたる卓越した創薬研究開発力を持つ武田薬品と、病院部門と研究部門が一体化した特徴的な組織を持つがん研究会が共に歩むことで、我々の理念である“がん克服”に一層近づくことを確信している。

◆Phuong Khanh (P.K.) Morrow武田薬品Oncology Therapeutic Area Unit Headのコメント
 今回の提携を大変嬉しく思う。がん研究会の臨床研究の知見と、当社の臨床開発力を組み合わせることで相乗効果を発揮し、新たな治療法の開発を前進させていけるものと期待している。

タイトルとURLをコピーしました